タカダ ヒロシ
  Takada Hirosi
  高田 洋
  経済学部
  経済学科
  教授
■ 学位・学歴
1. 1992/03
(学位取得)
北海道大学 学士(行動科学)
2. 1994/03
(学位取得)
北海道大学 修士(行動科学)
3. 2000/03
(学位取得)
大阪大学 博士(人間科学)

■ 研究紹介メッセージ
研究内容の分類では、社会階層、民主主義論、公共財供給問題などの社会学です。研究方法での分類では、計量分析方法論、社会調査方法論、数理社会学、計量社会学となるでしょう。

学問的な関心の最初は、社会への数学的アプローチでした。計量社会学や数理社会学の方法に当初は関心を持ちました。社会という複雑な現象に、数学という抽象化された道具によって、アプローチするというやり方にとても関心を持ちました。

自らの研究を最初にまとめたのは、公共財の供給問題についてで、「どのような条件のとき、公共財のために人びとは自発的に協力するのだろうか」ということを、数理社会学的に分析しました。合理的な行動を仮定すると、人びとは、公共財を供給できない。けれども、非合理的な行動を仮定しても、結果は同じです。それよりも、どのような条件のとき、公共財供給のために協力できるのかを明らかにする方が重要であるということです。

この研究をまとめながら、計量的分析の方法論について、勉強を続けていました。そのうち、ちょうど、SSM調査(社会階層と社会移動に関する全国調査)に参加させてもらうことになり、そこでは、サンプリングから計量分析までの社会調査全般について、多くのことを学ばせていただくこととなりました。計量社会学の分析によるその成果は、社会階層論を中心テーマとして、ライフスタイル、職業イメージ、社会移動についての研究として結実しました。

また、当初の関心であった公共財の問題は、「公共性」を経由して、「民主主義」という社会制度への関心にいたり、社会学的に民主主義を計量的に分析するということにまとまっていきました。

現在では、「民主主義と社会階層」についての社会学的分析を第一の研究課題としています。この研究には、計量社会学や社会調査の方法論、数理社会学におけるモデル・アプローチ、社会階層や民主主義など、理論的・実証的な課題が多く含まれています。

■ 現在の専門分野
社会学 (キーワード:計量社会学、数理社会学、社会階層論、民主主義論、社会調査法、公共性論、計量分析方法論)

■ 授業科目
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■ 現在の研究課題
1. 1990~  公共財供給問題に関する数理社会学的研究 
2. 1992~  計量分析方法論に関する研究 
3. 1994~1998  社会階層とライフスタイルに関する計量社会学的研究 
4. 1994~  社会調査法に関する研究 
5. 1994~  社会階層と社会移動に関する研究 
6. 1997~  社会階層と民主主義に関する数理・計量社会学的研究 

■ 所属学会
1. 1992/06~ 北海道社会学会
2. 1992/10~ 日本社会学会
3. 1992/11~ 数理社会学会
4. 1996/05~ 関西社会学会
5. 1998/09~ 家族社会学会
6. 1998/09~ 日本行動計量学会
7. 2005/06~ 福祉社会学会
8. 2006/09~ 社会情報学会
9. 2009/05~ 日本選挙学会

■ 著書・論文歴
<論文>
1. 2009/09 社会参加と社会意識-6地域の比較-  (単著) 
2. 2008/08 現代日本における投票態度の規定因-TobitモデルのHeckman推定法による分析-  (単著) 
3. 2008/03 投票行動と社会意識-発展した民主主義社会における投票態度-  (単著) 
4. 2008/03 サンプル選択の影響分析-欠損値・打ち切りデータ-  (単著) 
5. 2008/03 2005年SSM調査シリーズ第2巻 階層・階級構造と地位達成 (編集)   
6. 2008/03 世代間移動における境界浸透性-WrightⅢ階級分類、主観的職業分類の比較-  (単著) 
7. 2006/12 経済発展、民主主義、不平等-横断的国家データを用いた計量分析-  (単著) 
8. 2006/04 社会関係資本と自発的協力の発展: 家族関係における社会統合  (単著) 
9. 2005/03 他者への信頼と公共財供給  (単著) 
10. 2004/03 民主化の「第3の波」のその後の民主主義の安定と経済発展―交差相関による時系列分析-  (単著) 
11. 2003/03 「家を持つこと」による階層意識と価値志向の関連性の変化  (単著) 
12. 2002/03 職業イメージによる職業威信評定基準の分析  (単著) 
13. 2001/03 横断的国家分析における民主主義の指標とその問題点  (単著) 
14. 2000/03 社会階層と民主主義(博士論文)  (単著) 
15. 1998/04 職業のライフスタイル=イメージ  (単著) 
16. 1998/03 職業生活のイメージとライフスタイル  (単著) 
17. 1998/03 世代間職業移動とライフスタイル  (単著) 
18. 1998/03 住宅とライフスタイル  (単著) 
19. 1998/03 主観的豊かさとライフスタイル  (単著) 
20. 1996/07 他者協力の期待と公共財供給  (単著) 
21. 1993/04 集合財の最適供給と集団規模の効果-繰り返しゲームによるオルソン問題の検証-  (単著) 
<著書>
22. 2013/07 福祉社会学会編、『福祉社会学ハンドブック-現代を読み解く98の論点-』「貧困率とは何か」「ジニ係数とは何か」  (単著) 
23. 2012/12 見田宗介 編集顧問、大澤真幸・吉見俊哉・鷲田清一 編、『現代社会学辞典』、「重みづけ」、「反復法」、「確率比例抽出」、「層化抽出」、「多段抽出」、「系統抽出」、「無作為標本抽出」、「ARIMA」、「一般化最小二乗法」、「自己相関/自己回帰」、「ダービン-ワトソン比」、「ネットワークスケールアップ」、「非対応カウント法」、「ビネット」、「標本抽出」、「ボックス-ジェンキンス法」、「ランダム回答法」  (単著) 
24. 2011/07 斉藤友里子・三隅一人編『現代の階層社会3』「サービス業化社会における社会参加と投票態度」  (単著) 
25. 2007/12 村瀬洋一・高田洋・廣瀬毅士編『SPSSによる多変量解析』(共編)「ダミー変数と回帰診断」  (単著) 
26. 2006/07 与謝野有紀・栗田宣義・高田洋・間淵領吾・安田雪編『社会の見方・測り方-計量社会学への招待』(共編)「時系列データから社会現象を予測し原因を調べる:ARIMAモデル-アノミーと犯罪」  (単著) 
27. 2004/03 土場学・小林盾・佐藤嘉倫・数土直紀・三隅一人・渡辺勉編『社会を<モデル>でみる!-数理社会学への招待』「なぜ『ちょっとした心がけ』は広がらないのか」  (単著) 
<その他>
28. 2012/12 「社会情報学部カリキュラムの変遷からみる社会情報学の展開と教育」  (単著) 
29. 2009/03 「データ解析」におけるTAとSAの役割と機能 : 受講生アンケートの結果よリ  (単著) 
30. 2007/03 「データ解析」におけるSAの役割 : 『私のSA 体験』に対する担当教員からの補足  (単著) 

■ 学会発表
1. 1992/06 学会発表/集合財の最適供給の維持における集団規模の効果Ⅰ
2. 1992/10 学会発表/集合財の最適供給の維持における集団規模の効果Ⅱ
3. 1992/11 学会発表/繰り返しゲームにおけるオルソン問題
4. 1995/09 学会発表/協力限定集団における公共財の供給
5. 1997/05 学会発表/生活価値と職業階級
6. 1997/11 学会発表/豊かさの基準とライフスタイル
7. 1998/05 学会発表/世代間移動における境界浸透性とライフスタイル
8. 1998/11 学会発表/ライフスタイルと住居所有の階層意識への交互作用
9. 2006/06 学会発表/民主化と所得の再分配―横断的国家データを用いた計量分析―
10. 2006/06 学会発表/経済発展と不平等における最適化装置としての民主主義
11. 2009/05 学会発表/サービス業化社会における投票態度
12. 2010/06 学会発表/社会参加と社会意識-日本と韓国の6地域の比較分析
13. 2013/06 学会発表/2005 年SSM調査の知見と課題

■ 教育活動
<教育方法の実践例>
1. 2000/04~ パーソナルコンピュータを利用した実習授業
2. 2000/04~ 小テストを用いた講義
3. 2000/04~ オリジナルプリントを用いた授業
4. 2000/04~ ティーチング・アシスタントによる授業実践
5. 2000/04~ マルチメディアを利用した講義
6. 2004/04~ 一般社会を対象とする社会調査実習
7. 2005/04~ 学生補助員による授業補助
8. 2006/10~ 新聞記事を利用した問題発見の実践
9. 2006/10~ インターネットを用いたレポート提出
<作成した教科書、教材>
10. 2006/10 社会の見方、測り方
11. 2007/12 SPSSによる多変量解析
<その他>
12. 2005/10 専門社会調査士

■ 社会における活動
1. 1994/04~1998/03 1995年SSM(社会階層と移動)調査 研究協力者
2. 2003/04~ 2005年SSM(社会階層と移動)調査 研究協力者
3. 2006/09~2006/09 2006年ICPSRセミナー 講師
4. 2007/09~2007/09 2007年ICPSRセミナー 講師

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