クボタ ヨシヒロ
  Kubota Yoshihiro
  久保田 義弘
  経済学部
  経済学科
  教授
■ 学位・学歴
1. (学位取得) 北海道大学 経済学修士

■ 研究紹介メッセージ
最近の雑感
 経済をミクロあるいはマクロの視点で捉えるとき、確実に、市場、貨幣そして取引主体の関係を紐解く必要があります。各々市場はそれ自身の運動法則を持っているかのように動き、貨幣はその独自の社会的働きを持って迫ってきます。その中で各経済主体は受身的に行動するのか、あるいは、戦略的に行動するのか。
 戦略的行動をとることが可能であると想定するとき、その行動はどのように説明され、その行動が経済にあるいは社会にいかなる影響をもたらすのか。完全競争経済ではなく、独占的競争経済の視点で経済を捉えようとするとき、チェンバレン以来の独占的競争の理論あるいは近年のゲーム理論をベースにする経済分析に肩入れするしかないように感じています。しかし、チェンバレン以来の不完全競争理論もゲーム理論もミクロ的視点が強すぎ一国全体の政策提言に結実しづらいという難点があるような気がしています。
 そうではありますが、ゲーム理論は可能性を秘めているかのように感じています。

2012年10月4日 雑感
 在宅研究が9月30日で終了。大学での講義が始まり、講義仕様に戻るには1ヵ月ほどを要するのかもしれない。
講義では、応用マクロ経済学が新規開設の科目で、今年度で2年目になる。応用ミクロ経済学は、ゲーム理論の代替えの科目である。この科目が現在の私の研究領域に最も近いものである。マクロ経済における産業組織と貨幣が今回の在宅研究のテーマであったが、価格設定を問題に突き当たり、それをどうのようにするかが現在の難課題である。これに取り組んで行くしかないであろうと考えている。
 
2013年11月22日 雑感
 日本経済と経済政策の関連を考える機会が多くなっきている。ゼロ金利政策、量的緩和政策、そして減税政策などと日本経済の再生の関係を考えることが増えてきている。ゼロ金利を維持する政策で企業の期待形成に影響することができれば、企業収益が増加すると、企業は設備投資を増加させるかもしれない。しかし、国内での設備投資になるかどうかは不明である。海外での投資(直接投資)の増加になるかもしれない。黒田日銀総裁の異次元の金融緩和政策は、日銀が長期国債も買い取り、株価に連動した投資信託の買い取ることよって、低金利政策(ゼロ金利政策)を維持する意志を表明し、企業の設備投資を刺激しようとする政策は成功するかしないかは企業の期待形成と企業の収益率に依存している。
 企業の期待収益率を高めるために、投資減税や実行法人税の減税が示されている。流動性の罠にある経済にとって、財政支出は有効であったが、膨大の財政赤字を抱える日本経済では、租税政策を有効に活用し、景気回復を目指すしかないであろう?

■ 現在の専門分野
理論経済学, 財政学・金融論 (キーワード:貨幣理論、ゲーム理論とその応用、銀行と金融仲介機関)

■ 授業科目
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■ 所属学会
1. 1979/04~ 日本経済学会(旧理論・計量経済学会)
2. 1992/04~ 日本ファイナンス学会
3. 1996/04~ 環境経済・政策学会

■ 著書・論文歴
<論文>
1. 2015/03 貨幣数量とゼロ金利政策ー200年代初期のゼロ金利導入時の日本経済ー  (単著) 
2. 2015/03 中世スコットランドのピクト王国からアルバ王国の成立とヴァイキングとの戦い  (単著) 
3. 2014/10 スコットランド王ジェイムズ1世の議会との抗争,外交政策,宗教政策ならびに海外植民地ースコットランドの近代への途ー  (単著) 
4. 2014/10 中世スコットランドのアル・カルトおよびストラスクライド王国ーアル・カルト王国およびストラスクライド王国の始まり,拡張期,衰退の変遷ー  (単著) 
5. 2014/03 スコットランド王国の周辺国のノーザンブリアーノーザンブリア王国の成立から凋落・消滅までの変遷ー  (単著) 
6. 2014/03 イングランドのジェイムズ1世とその宗教政策ースコットランドの近代への途(2)ー  (単著) 
7. 2013/10 中世スコットランドのダル・リアダ王国ーダル・リアダ王国の伝説と最盛期から衰退までの変遷ー  (単著) 
8. 2013/10 中世スコットランドのピクト王国  (単著) 
9. 2013/03 スコットランド王国の宗教改革前夜(1)ースコットランドの近代への途ー  (単著) 
10. 2013/03 スコットランド王国の宗教改革(2)ースコットランドの近代への途ー  (単著) 
11. 2013/03 スコットランド王国の宗教改革前夜(3)ースコットランドの近代への途ー  (単著) 
12. 2011/07 王権の伸張と同君連合ー中世スコットランドの窓から(2)-  (単著) 
13. 2011/07 スコットランドはなぜ王制に拘ったのか  (単著) 
14. 2010/12 コミュティとユートピア共和国ースコットランド研究の視点を求めてー  (単著) 
15. 2010/03 スコットランドの国民意識あるいは領土意識ー中世スコットランドの窓からー  (単著) 
16. 2010/03 スコットランド研究:その⑴―スコットランドの歴史と文化と政治的視点から、地域再生戦略、その国民性ならびに分離・独立運動の考察―  (単著) 
17. 2009/03 貨幣需要、利子率、および時間選好率  (単著) 
18. 2008/03 古典派あるいは新古典派の貨幣理論ー古典派の二分法と同次性ー  (単著) 
19. 2007/11 経済動学と効率性  (単著) 
20. 2007/03 生産可能性集合、競争径路および消費効率径路ー異時点間の資源配分の研究 その4ー  (単著) 
21. 2005/07 固定資本ストック水準、失業および利潤  (単著) 
22. 2005/03 生産技術の選択と社会的生産関数—異時点間の資源配分の研究 その3—  (単著) 
23. 2003/10 資本の過剰蓄積と効率的な消費—異時点間の資源配分の研究 その2—  (単著) 
24. 2003/03 価格競争と製品差別化  (単著) 
25. 2002/09 ホテリング・モデルと価格競争および製品差別化  (単著) 
26. 2002/03 価格競争と繰り返しゲーム  (単著) 
27. 2002/01 ベルトラン均衡と価格競争  (単著) 
28. 2001/10 クールノー均衡と参入阻止行動  (単著) 
29. 2001/07 動学的資源配分と自己利子率—異時点間の資源配分の研究—  (単著) 
30. 2001/03 完全予見下での政府支出乗数と期間分析  (単著) 
31. 1999/03 流動性選好と“合理的な”期待下での不況  (単著) 
32. 1999/03 市場経済の安定性と有効需要  (単著) 
33. 1998/03 独占的競争経済と摩擦をともなう価格設定  (単著) 
34. 1997/10 Bank Money as Inside money and Price-Induced Effect on Wealth  (単著) 
35. 1997/07 不完全競争、失業および貨幣の非中立性  (単著) 
36. 1996/03 資産選択と金融仲介機関  (単著) 
37. 1995/12 金融と銀行行動  (単著) 
38. 1995/07 価格誘発効果と貨幣の中立性よび物価水準  (単著) 
<著書>
39. 2003/03 基本経済学  (共著) 
40. 1998/10 ストック経済のマクロ分析−価格・期待・ストック−  (単著) 

■ 教育活動
<教育方法の実践例>
1. 1991/04~ マルティメディアを利用した講義(1991年からOHP活用)
2. 2001/04~ 専門ゼミ・卒論指導におけるe-mailの利用
<作成した教科書、教材>
3. 2003/04 『基本経済学』(再掲)

■ 社会における活動
1. 2009/10 地域活性化と人材育成 札幌学院大学地域社会マネジメント研究科 パネラー
2. 2011/11 スコットランドへの誘いー生活・民族・歴史ー 札幌学院大学コミュニティ・カレッジ 講師
3. 2012/11 スコットランドへの誘い(2)ー生活・教育・民族性(文化)ー 札幌学院大学コミュニティ・カレッジ 講師

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